macOS Catalina クリーンインストールする方法

アップルは2019年10月8日、macOSの最新版、「Mac OS Catalina 10.15 」(読み方:カタリナ)のリリースしました。

Mac OS Catalina 10.15では、「iTunes」が廃止され「apple music」「Podcast」「Apple TV」の3つのアプリに機能分割。iPadが2台目の画面になる「Sidecar(サイドカー) 」機能など、大幅なアップグレードとなっています。

macOS 10.15 Catalinaの対応機種は、MacBook Pro / MacBook Air / iMacは、2012年製以降のモデル、Mac Proは、2013製以降のモデルが対象です。

本記事では、MacにmacOS Catalina 10.15 をクリーンインストールする方法を解説します。

Macのクリーンインストールは数時時間ほどかかる場合があるため、十分な余裕があるとき作業を始めましょう。※PCスペックにより異なる

▼macOS Catalina 10.15新機能を詳しく

macOS 10.15 Catalina アップグレード新機能一覧。iTunes廃止で Apple music、Podcast、Apple TVに機能分割。iPadが2台目の画面になるSidecarなど。

macOS Catalina 「クリーンインストール」

  • Macを初期化してまっさらな状態からインストールする方法
  • Maxを初期化するのでサクサク動作
  • バックアップ媒体が必要

macOS Catalina クリーンインストール前の注意

macOS 10.15 Catalina の対象機種

macOS 10.15 Catalina(カタリナ)の対応機種は、MacBook Pro / MacBook Air / iMacは、2012年製以降のモデル。Mac Proは、2013製以降のデモルが対象です。

macOS 10.15 Catalinaのアップデート対応機種(MacBook Pro)

  • MacBook Pro (15-inch, 2019)
  • MacBook Pro (13-inch, 2019, Four Thunderbolt 3 ports)
  • MacBook Pro (15-inch, 2018)
  • MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 ports)
  • MacBook Pro (15-inch, 2017)
  • MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 ports)
  • MacBook Pro (13-inch, 2017, Two Thunderbolt 3 ports)
  • MacBook Pro (15-inch, 2016)
  • MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 ports)
  • MacBook Pro (13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 ports)
  • MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2015)
  • MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2015)
  • MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)
  • MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014)
  • MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014)
  • MacBook Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014)
  • MacBook Pro (Retina, 15-inch, Late 2013)
  • MacBook Pro (Retina, 15-inch, Late 2013)
  • MacBook Pro (Retina, 15-inch, Early 2013)
  • MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
  • MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
  • MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2012)
  • MacBook Pro (15-inch, Mid 2012)
  • MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2012)
  • MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)
macOS 10.15 Catalinaのアップデート対応機種(MacBook Air)

  • MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)
  • MacBook Air (13-inch, 2017)
  • MacBook Air (13-inch, Early 2015)
  • MacBook Air (11-inch, Early 2015)
  • MacBook Air (13-inch, Early 2014)
  • MacBook Air (11-inch, Early 2014)
  • MacBook Air (13-inch, Mid 2013)
  • MacBook Air (11-inch, Mid 2013)
  • MacBook Air (13-inch, Mid 2012)
  • MacBook Air (11-inch, Mid 2012)
macOS 10.15 Catalinaのアップデート対応機種(iMac)

  • iMac (Retina 5K, 27-inch, 2019)
  • iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2019)
  • iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)
  • iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2017)
  • iMac (21.5-inch, 2017)
  • iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015)
  • iMac (Retina 4K, 21.5-inch, Late 2015)
  • iMac (21.5-inch, Late 2015)
  • iMac (Retina 5K, 27-inch, Mid 2015)
  • iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2014)
  • iMac (21.5-inch, Mid 2014)
  • iMac (27-inch, Late 2013)
  • iMac (21.5-inch, Late 2013)
  • iMac (27-inch, Late 2012)
  • iMac (21.5-inch, Late 2012)
macOS 10.15 Catalinaのアップデート対応機種(Mac Pro)

  • Mac Pro (Late 2013)

▼Mac機種の確認方法

  1. 自分使っているMacの機種がわからない場合、Finderの「アップルメニュー」>「このMacについて」から確認します。
  2. 「iMac (27-inch, Late 2013)」なので、アップデート対象

macOS 10.15 Catalina アップグレード新機能一覧。iTunes廃止で Apple music、Podcast、Apple TVに機能分割。iPadが2台目の画面になるSidecarなど。

macOS Catalinaでは、32bitアプリが動作しない

macOS Catalinaでは、32bitアプリが動作しなくなります。AppleはかねてよりmacOSアプリの64bit移行を開発者に促してきましたが、更新されていない32bitは動作しません。

自分の使っているアプリが64bitか32bitか確認するには、サードパーティ製の無料アプリ「Go64」が便利です。Go64を使えば、Macにインストールされている32-bitアプリを簡単に一覧で抽出できます。

https://www.stclairsoft.com/Go64/

使えないと分かったアプリは、64bit対応の新バージョンへの買い替えや、代わりとなるソフトを探す必要があります。

また、注意しなければならないのが、アプリが64bit対応であってもmacOS Catalinaで不具合が発生する場合あること。特に業務で頻繁に使っているアプリの場合、アプリ側からmacOS Catalinaへの正式対応のアナウンスがあるまで、アップデート自体をやめる判断も必要です。

64-bit 対応状況

アドビ製品の 64-bit 対応状況

macOS Catalina 10.15 クリーンインストールの手順

  1. Macのデータバックアップを取る(Time Machineなど)
  2. Macを最新のmacOSに上書きアップデート
  3. リカバリーモードでMacを起動する
  4. ドライブを初期化する
  5. クリーンインストールする
  6. データを復元(Time Machineなど)する

ステップ1:Macのデータバックアップ

  • Time Machine でバックアップする
  • iCloud にファイルを保存

Mac のバックアップ方法 – Apple サポート 公式サイト

ステップ2:Macを最新のmacOSに上書きアップデート

Macを最新のmacOSに上書きアップデートします。

macOS Catalina 10.15 リリース。無料アップグレード手順を解説

ステップ3:リカバリーモードでMacを起動する

Macの電源を一度落とし、Macをリカバリモードで起動します。

  1. リカバリモードの起動
    「Command」キーと「R」キーを押しながら電源ボタンを同時に押します。

    「Command」キーと「R」キーを押しながら電源ボタンを同時に押します。

  2. ディスクユーティリティを選択

ステップ4:ドライブを初期化する

Macのストレージのデータを空っぽの状態する「ドライブを初期化」を行います。

  1. 左側メニューの「Macintosh HD」を選択し、上部のタブにある「消去」クリックします。
  2. 「”Macintosh HD”を消去しますか?」というライアログが表示されたら、「名前」と「フォーマット」を選び、「消去」をクリックします。
    APFS:通常はこのフォーマットがおすすめ。Apple File Systemの略。通常はこMac OS拡張フォーマット(HFS+) の問題解決したフォーマット。 macOS High Sierraから導入。
    APFS(暗号化) : セキュリティ重視の人におすすめ。APFS の使う時にパスワードが要求される。パスワードを忘れた場合は、復旧できない。
  3. データの消去をまちます。
  4. “消去プロセスが完了しました。”を表示されたら、「完了」をクリックします。
  5. 左上のメニューの「ディスクユーティリティ」>「ディスクユーティリティを終了」をクリックします。

ステップ5:クリーンインストールする

ドライブを初期化が完了したら、macOS Catalina をクリーンインストールします。

  1. MacOSユーティリティ画面から「MacOS」を再インストールをクリックします。
  2. 「続ける」をクリックします。

ステップ6:データを復元(Time Machineなど)

バックアップしておいたデータを復元します。