毎年1月にネバダ州ラスベガスで開催される電子機器の世界最大級の見本市「CES 2019」で、ソニーは360度オーディオ技術「360 Reality Audio」を発表しました。
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ソニー「360 Reality Audio」360度オーディオ
360度の音響空間
360 Reality Audioは、音の位置を情報しておき、上下左右360度球面の音場で再生する技術です。最大24オブジェクトを任意の位置に配置できるフォーマット用います。
低音が床から押し寄せてくるような効果も再現できます。
スマホやタブレットなどモバイル端末にも対応
「360 Reality Audio」は、スマホやタブレットの対応を予定しています。従来のサラウンドシステムのように何個もスピーカーを用意することなく、誰でも気軽に多くの人がサラウンド再生の楽しめる音楽体験を目指した技術です。
音源制作のための専用ツールを提供予定
360 Reality Audioの音楽制作には、Mac/Windows対応のソフトウェアが、スタジオやレコードレーベルに提供される予定です。
具体的なソフトの提供方法や価格、制作サポートついては、未発表です。
複雑なプログラミング知識がなくても、ビジュアルで視覚的に3D空間に音を配置できるツールとなる予定です。
エンコード方式にMPEG-H 3D Audio
360 Reality Audioのエンコード方式には、MPEG-H 3D Audioを採用。