Googleが開発したスマートスピーカー自作キット「Voice Kit」11月上旬より日本での発売を予定しています。
価格は、3,280円(税込み)。
「Voice Kit」は、「AIスピーカー」を自作するためのキットです。
音声認識とAI機能を追加でき、家電製品とも連携可能なスマートスピーカーを作ることができます。
目次
「AIY Projects」とは?
「AIY Projects」とは、Google社は、ユーザーがAIをより身近に感じ、手軽に体験してもらうことを目的として立ち上げたプロジェクトです。
「AIには興味あるけど、何から着手すればよいのか分からない」人をターゲット層にしています。AI技術を活用できるようにすることを目的としています。
「Google Voice Kit」とは?
紹介動画
「AIY Projects」の第一弾が、「Raspberry Pi」で自作するAIスピーカー「Voice Kit」です。
音声で操作
天気や家電の操作をすることができます。
AIスピーカーを自作
「Voice Kit」は自作キットなので、ユーザー自身で組み立て、設定を行います。
「Raspberry Pi」ベース
「Voice Kit」のハードウェアは、小型コンピュータ「Raspberry Pi」ベースとなっています。
「Google Assistant SDK」と「TensorFlow」と連携
「Google Assistant SDK」と「TensorFlow」と連携しているため機能の拡張が可能です。
Google Assistant SDKとは、Googleの自然言語ユーザーインターフェース ソフトウェア開発キットです。
「TensorFlow」とは、Googleが提供する機械学習ライブラリです。
「Voice Kit」に含まれるもの
- Voice HAT ボード ×1
- マイクロフォン ドーター ボード ×1
- プラスチック スペーサー ×2
- 3インチ スピーカー (ワイヤー付) ×1
- アーケードゲーム機風プッシュボタン ×1
- ボタン用 4ピン ハーネス ケーブル ×1
- 5線ドーター ボード ケーブル ×1
- 外装箱用段ボール ×1
- 内部フレーム用段ボール ×1
- エッセンシャル ブック ×1
「Voice Kit」でできること
「Voice Kit」では、これらの商品の採用されている技術を安価な価格で、手軽に自作することができます。
- 質問と回答のペアを追加
- 「Google Assistant SDK」や「Cloud Speech API」クラウドサービスと連携
- 単独デバイスとして機能したりする音声ユーザーインターフェイス(VUI)を構築
- Googleの開発した対話型AIアシスタント「Google Assistant」の機能にアクセス
- Google Assistant SDK、TensorFlowを機能拡張、カスタマイズ。
「Voice Kit」の販売時期
発売日: 11月上旬
価格 : 3000円(税抜)
先行予約販売: 未定
まとめ
2017年10月、Amazon Echo(エコー)やGoogle Home(ホーム)などの人工知能を搭載AIスピーカーが日本でも続々と発表、発売されています。(参考:最新AIスピーカー比較10選 「Google Home」 「Amazon Echo」「Clova WAVE」「 onkyo VC-FLX1」「東芝 TH-GW10」「Apple Home Pod」「SONY LF-S50G」)
これらの商品で採用されているAIの技術を手軽に自作で楽しめるのが大きな特徴です。
自分だけのAIスピーカーを使ってみましょう。
今回の「Voice Kit」は、「AIY Projects」の第一弾の商品です。