アップルは2019年10月8日、macOSの最新版、「Mac OS Catalina 10.15 」(読み方:カタリナ)のリリースしました。
Mac OS Catalina 10.15では、「iTunes」が廃止され「apple music」「Podcast」「Apple TV」の3つのアプリに機能分割。iPadが2台目の画面になる「Sidecar(サイドカー) 」機能など、大幅なアップグレードとなっています。
アップデート対象のMac(2012年製〜モデルが対象。Mac Proは2013製〜が対象)の場合、無料でアップデートできます。
本記事では、MacにmacOS Catalina 10.15 にアップデートする手順を解説します。
▼macOS Catalina 10.15新機能を詳しく
目次
macOS Catalinaアップグレード前の注意
macOS Catalinaでは、32bitアプリが動作しない
macOS Catalinaでは、32bitアプリが動作しなくなります。AppleはかねてよりmacOSアプリの64bit移行を開発者に促してきましたが、更新されていない32bitは動作しません。
自分の使っているアプリが64bitか32bitか確認するには、サードパーティ製の無料アプリ「Go64」が便利です。Go64を使えば、Macにインストールされている32-bitアプリを簡単に一覧で抽出できます。
https://www.stclairsoft.com/Go64/
使えない分かったアプリは、64bit対応の新バージョンへの買い替えや、代わりとなるソフトを探す必要があります。
また、アプリが64bit対応であってもmacOS Catalinaで不具合が発生する場合があります。特に業務で頻繁に使っているアプリの場合、アプリ側からmacOS Catalinaへの正式対応のアナウンスがあるまで、アップデート自体をやめる判断も必要です。
64-bit 対応状況
macOS Catalina 10.15 無料アップグレード手順
ステップ1:アップグレート対象機種の確認(2012年製〜が対象)
macOS 10.15 Catalina(カタリナ)にアップデートできるMacBook Pro / MacBook Air / iMacは、2012年製以降のモデルが対象です。例外としてMac Proは、2013製以降が対象です。
対象機種は無料でアップデートできます。
- MacBook Pro (15-inch, 2019)
- MacBook Pro (13-inch, 2019, Four Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2018)
- MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2017)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Two Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2016)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2015)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2015)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Late 2013)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Late 2013)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Early 2013)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2012)
- MacBook Pro (15-inch, Mid 2012)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2012)
- MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)
- MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)
- MacBook Air (13-inch, 2017)
- MacBook Air (13-inch, Early 2015)
- MacBook Air (11-inch, Early 2015)
- MacBook Air (13-inch, Early 2014)
- MacBook Air (11-inch, Early 2014)
- MacBook Air (13-inch, Mid 2013)
- MacBook Air (11-inch, Mid 2013)
- MacBook Air (13-inch, Mid 2012)
- MacBook Air (11-inch, Mid 2012)
- iMac (Retina 5K, 27-inch, 2019)
- iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2019)
- iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)
- iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2017)
- iMac (21.5-inch, 2017)
- iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015)
- iMac (Retina 4K, 21.5-inch, Late 2015)
- iMac (21.5-inch, Late 2015)
- iMac (Retina 5K, 27-inch, Mid 2015)
- iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2014)
- iMac (21.5-inch, Mid 2014)
- iMac (27-inch, Late 2013)
- iMac (21.5-inch, Late 2013)
- iMac (27-inch, Late 2012)
- iMac (21.5-inch, Late 2012)
- Mac Pro (Late 2013)
▼Mac機種の確認方法
- 自分使っているMacの機種がわからない場合、Finderの「アップルメニュー」>「このMacについて」から確認します。
- 「iMac (27-inch, Late 2013)」なので、アップデート対象
ステップ2:データのバックアップ
- Time Machine でバックアップする
- iCloud にファイルを保存
ステップ3:macOS Catalina 10.15 アップデート
- 画面左上のアップルメニューの中から「システム環境設定」を選びます。
- システム環境設定の中から「ソフトウェアアップデート」をクリックします。
- macOS Catalinaの「今すぐアップグレード」をクリックします。
- アップデートが開始されるので、プログレスバーが進むのを待ちます。
- 「続ける」をクリックします。
- 「同意する」をクリックします。
- インストール先のディスクを確認し「インストール」をクリックします。
- 管理者のユーザ名を確認し、パスワードを入力したら「OK」をクリックします。
- インストールが開始されるので、プログレスバーが進むのを待ちます。
- “インストールする準備ができました”と表示されたら、「再起動」をクリックします。インストール中には途中で何回か再起動する場合があります。
- 「Mac解析をAppleと共有」にチェックをいれ「続ける」をクリックします。
- スクリータイムの設定します。スクリーンタイムとは、SNSやアプリの利用時間を見ることができる機能です。後で設定」をクリックしてもOKです。
- 「Macを設定中…」と表示された待ちます。
- 起動したらアップデート完了です。
「Mac OS Catalina 10.15 」でアップグレードされた新機能について詳しくは次の記事で詳しく解説しています。
source:Apple、macOS Catalinaを発表 – Apple (日本)
アップグレードは30分〜1時間ほどかかるので、時間に余裕をみて作業を始めましょう。※PCスペックにより異なる