大人気の360度カメラ「RICOH THETA(リコー・シータ)」 の4機種を比較紹介します。
目次
360度カメラとは?
360度カメラとは、上下左右360度の全方向を静止画、動画を撮影できるカメラです。
360度カメラでできること
- 全方位の動画撮影
- 全方位の静止画撮影
- 撮影した静止画、動画をVRヘッドセットを見る
全天球カメラと半球カメラ
360度カメラを選ぶとき、まず知っておかなければならないのが、全天球カメラと半球カメラの違いです。360度カメラの種類を大きくわけると次の2つです。
- 「全天球タイプ」
- 「半球タイプ」
上下左右360度すべて撮影できる「全天球タイプ」
「全天球タイプ」では、2つの超広角の魚眼レンズを使用し、撮影した2つの映像を、自動で「スティッチ」(縫い合わせる)処理をすることで、360度を撮影します。
プロ向けの「半球タイプ」
「半球タイプ」では1の超広角の魚眼レンズが搭載されています。「全天球タイプ」のように上下左右360度のすべて撮影することは出来ません。ただし、「半球タイプ」を2つ使用し、撮影した画像を編集して「スティッチ」処理することで上下左右360度の映像を作成できます。
2台必要な上に、編集作業も必要なため、デメリットが多いように思えますが、よりクオリティの高い仕上がり求めている場合はこの方法が使われます。
360度撮影カメラのメーカー
360度撮影カメラを販売している主要なメーカーは次の通り。
- RICOH(リコー)
- GoPro(ゴープロ)
- GARMIN(ガーミン)
- Nikon(ニコン)
今回はRICOH(リコー)の360度カメラを紹介します。
RICOH(リコー)360度
360度カメラ RICOH THETA V
リコー360度カメラの最上位モデル
- 高画質・高品質を追求したTHETAシリーズのフラッグシップモデル
- 1.0型裏面照射型の大型イメージセンサー
- 23M静止画、新規開発レンズ、絞り機構搭載
- 小型・薄型サイズ、軽量かつ堅牢なマグネシウム合金ボディ
- 0.93 型有機EL 情報パネルとFn(ファンクション)ボタンを搭載
- 動画撮影時、回転3軸補正により高い手ぶれ補正性能を発揮
- アップデートやプラグインによる優れた拡張性
- 4chマイク動画撮影時に4方向の音を独立して記録
RICOH THETA V(シータ V)
価格 50,600円
4K動画撮影対応!リコー360度カメラの最上位モデル
「RICOH THETA V(シータ V)」は、リコー社、「THETA(シータ)」シリーズのフラッグシップとなる最新モデルです。4K動画が撮影撮影できるようになりました。
- 360度カメラの大定番THETAシリーズ最新製品。THETA史上最高の性能を備えたハイスペックモデル
- 4K動画撮影 従来製品から 動画性能が大幅にアップ。新たに4K(3840×1920)、30fpsの高精細360°撮影に対応
- 360度空間音声 4つのマイクで、VRに対応した最新の3D音声記録に新対応。音と映像がリンクした臨場感抜群の撮影が可能に
- リモート再生 Fire TV Stick(NEWモデル)などを介し、THETAをリモコンにしてTVモニターで360度写真・動画を楽しめる
- 進化し続けるTHETA AndroidベースOS新搭載。プラグインを本体に追加導入することで、さまざまな機能拡張に対応
RICOH THETA S(シータ S)
THETAの代表的なモデル「RICOH THETA S」
- 360°カメラの大定番。全天球イメージ撮影が可能なTHETAシリーズ ハイスペックモデル
- 1回のシャッターで、あなたを取り囲む全ての景色を簡単に撮影可能。
- スマートフォンアプリ上で全天球イメージをスワイプ、ピンチすることで、好きな部分を自由自在に楽しめる。
- 有効画素数: 約1200万画素、内蔵メモリー:約8GB
- 動画1回の記録時間(最大) :25分 THETAシリーズで唯一のライブストリーミング機能付き機種
- 1/2.3 CMOSセンサー(一般的なコンパクトカメラ相当) 搭載
PlayStation VR
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る
4色から選べる「RICOH THETA SC(シータ SC)」
お手頃価格の「RICOH THETA S」
「RICOH THETA S」の価格を抑え手に取りやすくしたモデルです。
- 60°カメラ 全天球イメージ撮影が可能なTHETAシリーズのスタンダードモデル (2016年発売)
- 内蔵メモリー:約8GB
- 動画1回の記録時間(最大) :約5分
- 有効画素数 :約1200万画素
- 1/2.3 CMOSセンサー(一般的なコンパクトカメラ相当)搭載
- ほとんどのスマートフォンと連携し、様々なSNSとの高い親和性
- 市販のVRビューアーがあれば本格的なバーチャルリアリティーも体験可能
- カラー:ベージュ、ホワイト、ブルー、ピンク
PlayStation VR対応
「RICOH THETA SC」で撮影した動画・静止画は、PlayStation VRで楽しむことができます。
PlayStation VR
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る
入門者向けモデル 「RICOH THETA m15 (シータ m15)」
安価で入門者向けのオススメの360度カメラ「RICOH THETA m15 (シータ m15)」
4色カラー展開
- 360°全天球イメージ撮影が可能なTHETAシリーズの2代目モデル (2014年発売)
- 内蔵メモリー:約4GB
- 動画1回の記録時間(最大) :約3分
- カラー展開:ブルー、イエロー、ピンク、ホワイト
360度全天球カメラ スペック比較まとめ
THETA Z1 |
THETA V |
THETA S |
THETA SC |
|
解像度 (動画/静止画) |
動画: 3840x1920 1920x960 静止画: 5376x2688 |
動画: 1920x960 1280x720 静止画: 5376x2688 2048x1024 |
動画: 1920x960 1280x720 静止画: 5376x2688 2048x1024 |
|
外形・寸法 質量 |
45.2mm(W) 130.6mm(H) 22.9mm(17.9mm)(D) 約121g |
44mm(W) 130mm(H) 22.9mm(17.9mm)(D) 約125g |
45.2mm(W) 130.6mm(H) 22.9mm(17.9mm)(D) 約102g |
|
シャッタースピード ISO感度 |
1/25000秒~60秒 静止画:ISO64~3200、 動画:ISO64~6400 |
1/6400秒~60秒 静止画:ISO100~1600 動画:ISO100~1600 |
1/6400秒~60秒 静止画:ISO100~1600 動画:ISO100~1600 |
|
動画1回の記録時間 (最大) |
25分 | 25分 | 5分 | |
音声形式 | AAC-LC(モノラル) Linear PCM(4ch空間音声) |
AAC(モノラル) | AAC(モノラル) | |
ライブストリーミング | 3840x1920 1920x960 |
1920×960 1280x720 720x480 |
- | |
リモート再生 | 〇 | - | - | |
プラグイン対応 | 〇 | - | - | |
カラー | メタリックグレー | ブラック | ベージュ ホワイト ブルー ピンク |
|
外部インターフェイス | microUSB(USB2.0) MIC端子 |
microUSB(USB2.0) HDMI-Micro(Type-D) |
microUSB(USB2.0) |