Google、ゲームサービス「Stadia」発表──ゲーム機不要であらゆる端末対応

Googleは、ゲーム開発者カンファレンス「Google GDC 2019 Gaming Announcement」にて、新ゲームプラットフォーム「STADIA(ステイディア)」を発表しました。

2019年10月15日の発表イベント「Made by Google ’19」で2019年11月19日スタートが発表されています。

ゲームサービス「Stadia」のポイント

  • ダウンロード、アップロード不要のゲームストリーミングサービス
  • 2019年中アメリカ、カナダ、イギリス、ヨーロッパで開始
  • ゲーム世界の状態・プレイヤー位置・所持アイテムをシェアする「State Share」機能
  • 配信中のゲームに視聴者が飛び入り参加できる「Crowd Play」機能
  • 手軽に動画配信
  • 独占タイトルも配信
  • ゲーム機不要であらゆる機器に対応
  • Google製コントローラーも発売
  • Googleのハイスペックなサーバーで処理
  • 4K画質、HDR、60fps、 サラウンドサウンド

Google、新ゲームサービス「Stadia」

ゲームストリーミングサービス

STADIAは、特別なゲームハードウェアを必要としません。ゲームのダウンロード、アップロード不要で楽しめます。

2020年11月19日アメリカ、カナダ、イギリス、ヨーロッパで開始。日本は未定

2020年11月19日からアメリカ、カナダ、イギリス、ヨーロッパでのサービス開始予定です。日本でのサービス開始は未定です。

高詳細で滑らかな4K HDR 60fps対応

サービススタート時点でも高詳細で滑らかな4K HDR 60fps対応。将来的には、8K 120+fpsゲーミングに対応予定です。

YouTubeと連携し手軽にゲーム配信

Stadiaは、YouTubeとの連携もスムーズで、Stadia ControllerにあるYouTubeシェアボタンから簡単に配信できます。

Stadia 従来 
 ゲームプレイのパフォーマンスを低下  ゲーム処理と映像配信の処理をするために高スペック端末が必要

配信中のゲームに視聴者が飛び入り参加できる「Crowd Play」機能

「Crowd Play」機能は、配信中のゲームに視聴者が飛び入り参加してプレイできます。

ゲーム世界の状態・プレイヤー位置・所持アイテムをシェアする「State Share」機能

「State Share」機能は、ゲーム世界の状態・プレイヤー位置・所持アイテムなども含めて、そのままプレイできる形でシェアできます。

ゲームエンジンUnreal Engine、Unityのサポート

ゲームエンジン「Unreal Engine」のフルサポートと「Unity」のサポートします。

Googleのハイスペックなサーバーで処理

Googleのハイスペックなサーバーで処理するため、ゲーム機のスペックに依存せずプレイ可能です。

Stadiaのゲームラインナップ

独占タイトルも配信予定

Stadiaだけの独占タイトルも配信予定です。

  • Bandai Namco:ドラゴンボール ゼノバース2
  • Bethesda:DOOM 2016、DOOM Eternal、The Elder Scrolls Online、Rage 2、Wolfenstein:Youngblood
  • Bungie:Destiny 2
  • Capcom:未定(今後発表予定)
  • Coatsink:Get Packed
  • Codemasters:GRID
  • Deep Silver:メトロ エクソダス
  • Drool:Thumper
  • Electronic Arts:未定(今後発表予定)
  • Giants Software:ファーミングシミュレーター 19
  • Larian Studios:バルダーズ・ゲート3
  • nWay Games:Power Rangers:Battle for the Grid
  • Rockstar:未定(今後発表予定)
  • Sega:Football Manager
  • SNK:サムライスピリッツ(Samurai Shodown)
  • Square Enix:ファイナル ファンタジーXV、トゥームレイダー ディフィニティブエディション、ライズ オブ ザ トゥームレイダー、シャドウ オブ ザ トゥームレイダー
  • 2K:NBA 2K、ボーダーランズ3
  • Tequila Works:Gylt
  • Warner Bros.:モータルコンバット11(Mortal Kombat 11)
  • THQ:Darksiders Genesis
  • Ubisoft:アサシン クリード オデッセイ、Just Dance、ゴーストリコン ブレイクポイント、ディビジョン2、トライアルズ ライジング、ザ クルー2

Google Stadiaの利用料金

Google Stadiaの利用料金は、有料プラン「Stadia Pro」( 9.99ドル/月)と無料の「Stadia Base」の2種類です。

Stadia Pro Stadia Base
 9.99ドル/月 無料 

Google Stadia 対応機器

Stadiaは様々なハードウェアに対応。パソコン、スマホ、タブレット、Chromecastなど様々なデバイスでプレイできます。Nintendo Swich、Playstation 4、Xboxなどのように専用のゲームハード必要ありません。

パソコン対応(Windows、macOS、Linux、Chrome OS)

パソコンOSのWindows、macOS、Linux、Chrome OSなどからは、Google Chromeブラウザーからプレイできます。

スマホ/タブレット対応

Googleのスマホ、Pixel 3 / 3 XL/ 4 / 4 XL やタブレット「Pixel Slate」 などのタブレットはもちろん、他社のAndroid端末でもプレイできます。

メディアストリーミング端末「Chromecast Ultra」対応

Google Stadiaは、Chromecast Ultraでもプレイできます。

Chromecast Ultra はテレビの HDMI ポートに接続できるストリーミングデバイス。YouTube や Netflix などの テレビ番組、映画、音楽、ゲームなどを楽しむことができます。

Chromecast Ultraを使えば、テレビで「Stadia」をプレイできます。

 

Google製コントローラー「Stadia Controller」

Google製のコントローラー「Stadia Controller」も発表予定です。WiFiの無線接続。Stadia ControllerにあるYouTubeシェアボタンを押すと簡単に配信できます。画質は高詳細で滑らかな4K HDR 60FPSに対応します。

「the Stadia Founder’s Edition」

Stadiaのサービス利用権や周辺機器をセットにした「the Stadia Founder’s Edition」の予約受付が米Google直販で開始されています。

価格は129ドル(約14,000円)。サービス提供国14カ国向けで日本からは購入できません。

the Stadia Founder’s Editionの同梱内容

  • Stadia向けゲームコントローラー(単品69ドル相当)
  • Chromecast Ultra(単品59ドル相当)
  • 3カ月分のStadia Pro利用権(単品29.97ドル相当)