【保存版】Macが重い・遅い時の対処方法9選

Macの動作がモッサリ重い…。買ったばかりの頃のスピードはどこへ…。
Macをメタテナンスして買ったばかりのサクサクスピードを取り戻す対処方法を紹介します。
Macで作業していると、「レインボーカーソルが回り始め反応なしでイライラ、、、」この記事では、Macが重い時の対処方法を紹介します。

対処方法1 Macを再起動

まずは、基本中の基本。Macの動作が重いなと思ったら、一旦電源を落とし再起動します。調子が悪くなったとき、まずは再起動を試してみてみましょう。
 
mac-slowmac-slow-1
 

ショートカットキー:「control + 電源ボタン + R」

対処方法2 セーフブートを実施する

セーフブートとは、起動時に所定のチェックを行い、一部のソフトウェアが自動的に読み込まれたり、起動したりしないよう阻止する起動方法のこと。

セーフブート(セーフモード)を行うと、起動ディスクを検証して問題の修復し不要なキャッシュファイルが削除することができます。

セーフブートの手順

  1. Macのシステム終了し電源オフの状態であることを確認します。
    Macをシステム終了する

    Macをシステム終了する

  2. Macを起動後、起動音が聞こえたら「Shift」キーを押し続けます
  3. Appleアイコンと進捗状況を示す「ギアマーク」が表示されたら「Shift」キーを離します。
 
 

対処方法3 NVRAM(PRAM)リセットする

「NVRAM」 とは、Mac がすばやくアクセスできるように設定情報を記憶しておくメモリ領域のこと。
NVRAM に記憶される設定情報には以下があります。これらの問題が発生したときにリセットを行い修復を試みます。
NVRAM に記憶される設定情報

  • 音量
  • 画面解像度
  • 選択されている起動ディスク
  • 時間帯
  • 最近起きたカーネルパニックの情報

NVRAM(PRAM)リセット手順

  1. Macのシステム終了し電源オフの状態であることを確認します。
  2. Macを起動後、「ジャーン」という起動音が聞こえたらすぐにキーワードの「command + option + P + R」の4つのキーを同時に押し続けます。
    option + command + P + R
  3. 2回目の起動音聞こえたら、キーを離します。 

対処方法4 Time Machineを作業中に走らせない

Time Machine とは Mac で標準で搭載されているデータバックアップ機能のこと。
 
Time Machineのバックアップが動作している時は負荷がかかり動作が重くなる原因となっています。Time Machineではバックアップアップのタイミングを調整することができません。
 
フリーソフト「TimeMachineEditor」を使ってバックアップを取るタイミングを設定できます。夜間などPCの作業時間を避けるようにバックアップのタイミングを設定しておきましょう。
 

TimeMachineEditorのインストール手順

  1. TimeMachineEditorのページからDownload項目の「TimeMachineEditor」をクリックします。
  2. ダウンロードした zipファイルを解凍した後、「TimeMachineEditor」を「アプリケーション」フォルダへ移動します。
    ※「TimeMachineEditor」を使う場合、Mac純正のTimeMachineはオフしておく必要があります。

TimeMachineをオフにする手順

  1. TimeMachineを起動します。※素早くアクセスするには、Spotlightで「Time Machine」で検索します。
  2.  画面が開いたら「切」側をクリックすることでオフにできます。mac-slowmac-slow-time

対処方法5 ディスクのアクセス権を修復

アクセス権とはファイルに対する設定のことです。ファイルの読み取る、書き込む、実行はこの設定によって左右されます。
ファイルのアクセス権の設定に不具合がある場合、ファイルを使うソフトが正常に動作しなくなることもあります。

ディスクのアクセス権を修復の手順

mac-slow-disk
  1. ディスクユーティリティを開きます (「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」フォルダ内)。※素早くアクセスするには、Spotlightで「ディスクユーティリティ」で検索します。
  2. ボリュームのリストから起動ディスクを選択します。
  3. 「First Aid」タブをクリックします。
  4. 「ディスクのアクセス権を検証」をクリックします。
  5. アクセス権を修復するには、「ディスクのアクセス権を修復」をクリックします。

詳細:ディスクユーティリティでディスクのアクセス権を修復する

対処方法6 ゴミ箱を空にする

ゴミ箱を空にします。「ゴミ箱」アイコンを右クリックし、「ゴミ箱を空にする」をクリックします。

mac-slow-6

対処方法7 デスクトップをきれいにする

mac-slow-7

こちらも基本の対策です。デスクトップには不要はファイルをおかずキレイにしておきます。デスクトップに配置するアプリやファイルは最小限にしておきましょう。

対処方法8 Mac OSのクリーン再インストール

Mac OSのクリーン再インストールすることで、購入したばかりの時のように、サクサク動くようになります。2〜3時間ほど時間がかかります。

Mac OSの再インストール方法は大きくわけて「データを一旦削除して再インストール」と「データ削除なしで再インストール」の2通りです。 

方法1:データを一旦削除して再インストール

  1. 外付け「HDD」or「SSD」にデータをすべてバックアップ
  2. バックアップ後に元の内蔵ハードディスクの中身を消去
  3. まっさらな内蔵HDD/SSDに、Mac OS を再インストール
  4. 初期化されたMacへバックアップから復元して、元のアプリなどを戻す

方法2:データ削除なしで再インストール

Macでは、データ削除不要で設定もアプリもそのまま残したまま再インストールできます。
詳細:Mac OS Mojave をデータ削除なしで再インストールする全手順

対処方法9 HDD搭載の旧Macを外付けSSDで高速化

メリット

  • Macの起動、動作が早くなる
デメリット

  • 機器の購入が必要
筆者が2013モデルのHDD搭載のiMacを外付けをSDDを起動ディスクに使うようにしたところ、見違えるほどサクサク動くようになりました。

搭載しているストレージがHDD(ハードディスク・ドライブ)の場合、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を使うことで、高速化できます。

現行のMacbookではSSDが搭載されています。しかし、古いiMacや、現行機種でも下位グレードのストレージを選んだ場合、搭載されているのはHDDです。

自分のMacがHDDかSSDかわからない場合、画面左上のアップルメニューから「このMacについて」>「ストレージ」を選び確認できます。

追加機器の購入は必要ですが、Macを買い換えるのに比べて安い金額で高速化ができます。

SSDとHDDも記憶装置です。既得比較するとほぼすべてに置いてSSDに軍配があがります。

▽SSDとHDDの比較

  SSD HDD
容量 ◯大きい ◎とても大きい
読み書き ◎超高速 ◯速い
静音性能 ◎とても静か △ある
消費電力 ◎小さい △ある
価格 △高い ◯安い
耐衝撃 ◎とても強い ◯普通

必要なもの

「内蔵型SSD 」「SSDケース」「ケーブル」を準備します。

手順

  1. SSDをSSDケースにいれケーブルでMacに接続
  2. Macを新規インストール、もしくは元のHDDからデータを移行します。
 

対処方法11 メモリ増設

パソコンの「CPU」「メモリ」「ストレージ」の役割はよく「机」に例えられます。「メモリ」は机の上の作業スペースに例えられます。

机の上のたくさんの書類を広げすぎる効率がわるくなってしまうように、アプリをいくつくも立ち上げるとメモリを消費しMac動作が遅くなってしまします。

特に、画像編集ソフトや動画編集では多くのメモリを必要とします。

メモリ増設の可否

  • iMac 21.5インチ:交換不可(2015年モデル以降)
  • iMac 27インチ:ユーザー自身で交換可能
  • iMac Pro:Apple Store、正規サービスプロバイダで交換可能

iMacのメモリ手順

  1. 自分のMacのモデルを確認
    Mac のモデルを識別する – Apple サポート
  2. Apple公式サイトにて適合するメモリを確認
    iMac にメモリを取り付ける – Apple サポート
  3. Macにメモリを取り付ける

対処方法12 Mac 空き容量の削減

Mac のストレージ空き容量が少なくなると、動作が重くなる、エラーが頻発する、壊れやすくなる、不具合が多くなるなどの問題を引き起こします。

  • 使っていないファイルの削除
  • 使っていないアプリの削除

で容量を減らします。

Mac 空き容量削減におすすめソフト比較