Appleは6月4日に開催した世界開発者会議「WWDC19 Keynote」発表したMacの新OS「macOS 10.15 Catalina(カタリナ)」。
2019年10月8日に正式版がリリースされました。
アップデート対象のMac(2012年製〜モデルが対象。Mac Proは2013製〜が対象)の場合、無料でアップデートできます。
本記事では、macOS 10.15 Catalinaの新機能を紹介します。
- 「iTunes」廃止。「apple music」「Podcast」「Apple TV」の3つのアプリに機能分割。
- iPadが2台目の画面になる「Sidecar(サイドカー) 」機能
- すべて音声コマンドで操作できる「ボイスコントロール」
- 定額ゲームサービス「Apple Arcade」
- Mac紛失時に、オフラインでも位置情報を検知できる「Find My」
- SNSやアプリの利用時間を可視化する「スクリーンタイム」
- 32bitアプリの対応終了
macOS Catalina 10.15 リリース。無料アップグレード手順
目次
- 1 macOS 10.15 Catalina(カタリナ) 注目の新機能
- 1.1 「iTunes」廃止。「apple music」「Podcast」「Apple TV」の3つのアプリに機能分割。
- 1.2 Apple Music(音楽再生)
- 1.3 Apple TV(動画再生)
- 1.4 Podcast(ネットラジオ)
- 1.5 iPadが2台目の画面になる「Sidecar(サイドカー) 」機能
- 1.6 すべて音声コマンドで操作できる「ボイスコントロール」
- 1.7 定額ゲームサービス「Apple Arcade」
- 1.8 Mac紛失時に、オフラインでも位置情報を検知できる「Find My」
- 1.9 SNSやアプリの利用時間を可視化する「スクリーンタイム」
- 1.10 32bitアプリの対応終了
- 1.11 写真アプリの強化
- 1.12 Safariのスタートページ新しく
- 1.13 メールのブロック、ミュート機能
- 1.14 メモ
- 1.15 リマインダーのインターフェイスが刷新
- 1.16 システム環境設定からApple アカウントにアクセス
- 2 macOS 10.15 Catalina(カタリナ)アップデート対応機種。2012年製〜が対象
- 3 macOS 10.15 Catalina アップグデート手順
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macOS 10.15 Catalina(カタリナ) 注目の新機能
「iTunes」廃止。「apple music」「Podcast」「Apple TV」の3つのアプリに機能分割。
macOS 10.15 Catalina(カタリナ)では、「iTunes」廃止され、「Apple Music」「Apple TV」「Podcast」の3つのアプリに機能分割します。
これまでは、iTunes1つにバックアップ、音楽再生、動画再生、ネットラジオ、動画再生の機能が集約していました。それぞれ次のように機能が分離します。
- Finder:バックアップ
- Apple Music:音楽再生
- Podcast:ネットラジオ
- Apple TV:動画再生
Apple Music(音楽再生)
Apple TV(動画再生)
Apple TVは、iTunesで提供されている何千本もの映画を閲覧、購入、レンタルできます。
高詳細で美しい「4K HDR」や高音質の「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」対応の映画を楽しめます。
「次に観る」機能があり、視聴中の動画を記憶して、他のデバイスの画面からでも視聴を再開できます。
macOS 10.15 Catalina アップグレードにグレードするとDockにApple TVが追加されます。
Podcast(ネットラジオ)
macOS 10.15 Catalina アップグレードにグレードするとDockにPodcastが追加されます。
iPadが2台目の画面になる「Sidecar(サイドカー) 」機能
macOS Catalina(カタリナ)の「Sidecar(サイドカー) 」は、iPadで2台目の画面にできる機能です。
Wi-Fiの電波が届く範囲でワイヤレスで利用できます。
ディスプレイにできるだけでなく、iPadをMacの”液タブ”や入力デバイスとして使うことができます。
イラスト作成に最適な機能です。
▼iPadシリーズの選び方
すべて音声コマンドで操作できる「ボイスコントロール」
これまでのMacOSでも「ボイスコントロール」機能はありましたが、macOS Catalina(カタリナ)では、大幅に機能が向上します。
「Siriを開く」「Safariを開く」「Safariを終了」「Safariを開く」「新規アイテム」「ウィンドウを閉じる」「ウィンドウをしまう」など何十種類もの音声コマンドが用意されています。
また、独自の音声コマンドを追加することもできます。
「システム環境設定」>「アクセシビリティ」>「音声コントロール」>「音声コントロールを有効にする」にチェックを入れる。
なお、2019年9月20日リリースのiPhone/iPod用OS「iOS 13」では、新機能としてアクセシビティに音声コントロールが追加されました。アプリの起動/ホームに戻る/音量調節など、声だけで操作できます。
定額ゲームサービス「Apple Arcade」
macOS 10.15 Catalinaは、100本以上の新作・独占ゲームを遊び放題楽しめる定額ゲームサービス「Apple Arcade(アップルアーケード)」に対応しています。
1ヶ月の無料お試し登録が可能。トライアル期間終了後には、月額600円(税込み)課金されます。
iPhone、iPad、Mac、Apple Tv対応でプレイできます。1アカウントの契約で、「ファミリー共有」を使った最大6人まで遊べます。
Mac紛失時に、オフラインでも位置情報を検知できる「Find My」
macOS Catalina(カタリナ)の「Find My」は、Macをなくしたり、盗まれた場合に、近くのMacが位置情報を検知しBluetoothビーコン発信できる機能です。端末がオフラインの状態でも位置情報を検知できます。
SNSやアプリの利用時間を可視化する「スクリーンタイム」
macOS Catalina(カタリナ)では、Web、SNS、アプリの利用時間を見ることができる「スクリーンタイム」機能を搭載。
アップルのデバイスを2つ以上使用している場合、スクリーンタイムの情報はiCloudを通じて同期。それぞれのデバイスで、スクリーンタイムの詳細を確認できます。
スクリーンタイムは、iPhone/iPadでは、2018年9月18日にリリースされたiOS12で登場した機能ですが、Macでも利用できます。
利用時間を視覚化することで、やりすぎ防止します。
32bitアプリの対応終了
現行のMacは、全て64bit仕様のマシンです。Mojaveまでは32bitアプリも動かすことが出来る仕様になっていましたが、macOS Catalina(カタリナ)では、64bitアプリのみ対応します。
▼アップデート後の32bitアプリの表記
▼32-bitアプリを一覧抽出できる「Go64」
写真アプリの強化
macOS 10.15 Catalina(カタリナ)でぇあ、「写真」アプリでユーザーが撮影した写真の中からベストショットを自動的に選んでくれる機能などが追加されました。
Safariのスタートページ新しく
macOS 10.15 Catalina(カタリナ)では、Safariを立ち上げた時のスタートページが新しくなりました。
よく訪問するサイト、ブックマーク、iCloudタブ、リーディングリスト、メッセージで受け取ったリンクが目立つように表示されます。
メールのブロック、ミュート機能
macOS 10.15 Catalina(カタリナ)の「メール」では、特定の送信者からのメールをブロックする機能、やり取りが多いスレッドをミュートにする機能、商業用メーリングリストを購読中止する機能が追加されました。
メモ
「メモ」アプリでは、まったく新しいギャラリー表示や、強力になった検索ツール、共同作業のためのオプションが追加されています。
リマインダーのインターフェイスが刷新
「リマインダー」のデザインが新しいインターフェイスに刷新されました。簡単に作成、整理、管理できます。
システム環境設定からApple アカウントにアクセス
macOS 10.15 Catalinaでは、システム環境設定からAppleアカウントへアクセスできるようになりました。パスワード確認/変更、支払い先情報の確認/変更、配送先の確認/変更などができます。
macOS 10.15 Catalina(カタリナ)アップデート対応機種。2012年製〜が対象
macOS 10.15 Catalina(カタリナ)にアップデートできるMacBook Pro / MacBook Air / iMacは、2012年製以降のモデルが対象です。例外としてMac Proが2013製以降が対象です。
- MacBook Pro (15-inch, 2019)
- MacBook Pro (13-inch, 2019, Four Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2018)
- MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2017)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Two Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2016)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2015)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2015)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Late 2013)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Late 2013)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Early 2013)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2012)
- MacBook Pro (15-inch, Mid 2012)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2012)
- MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)
- MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)
- MacBook Air (13-inch, 2017)
- MacBook Air (13-inch, Early 2015)
- MacBook Air (11-inch, Early 2015)
- MacBook Air (13-inch, Early 2014)
- MacBook Air (11-inch, Early 2014)
- MacBook Air (13-inch, Mid 2013)
- MacBook Air (11-inch, Mid 2013)
- MacBook Air (13-inch, Mid 2012)
- MacBook Air (11-inch, Mid 2012)
- iMac (Retina 5K, 27-inch, 2019)
- iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2019)
- iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)
- iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2017)
- iMac (21.5-inch, 2017)
- iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015)
- iMac (Retina 4K, 21.5-inch, Late 2015)
- iMac (21.5-inch, Late 2015)
- iMac (Retina 5K, 27-inch, Mid 2015)
- iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2014)
- iMac (21.5-inch, Mid 2014)
- iMac (27-inch, Late 2013)
- iMac (21.5-inch, Late 2013)
- iMac (27-inch, Late 2012)
- iMac (21.5-inch, Late 2012)
- Mac Pro (Late 2013)
関連:macOS 10.15 Catalina(カタリナ)アップデート対応機種一覧まとめ。2012年製〜が対象
macOS 10.15 Catalina アップグデート手順
MacをmacOS 10.15 Catalina にアップグデートする具体的な手順は次の記事で詳しく解説しています。
source:Apple、macOS Catalinaを発表 – Apple (日本)
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