ターミナルを操作するときの基本的なUNIXコマンドについて紹介します。
目次
ターミナル起動
Macには初めからターミナルがインストールされています。
ターミナル起動方法①
アプリケーション➔ユーティリティフォルダ内にターミナルはあります。
ターミナル起動方法②
スポットライトから起動する方法が便利なので、覚えておきましょう。
キーボードで「コントロール+スペース」押すと、スポットライトが起動します。
「た」と入力すると候補で「ターミナル」と候補が表示されるので、returnキーを教えてください。
iTerm2
コマンド操作するときは、Macに最初から入っているターミナルよりもも
もっと便利に使える「iTerm2」を使いましょう。
詳しいインストール方法は、「MacにiTerm2 をインストールと設定方法」を参考にしてください。
コマンド操作の基本
基本的な部分を抑えておきましょう。
基本的には、半角英数で入力し、returnキーでコマンドを実行します。
基本
- 半角英数で入力する
- コマンド入力後、returnで実行する
コマンド入力支援
↑キー
過去に入力したコマンドが表示される。
ターミナル操作のコマンド
ファイル表示
pwd
カレントディレクトリのパスを表示します。(print working directoryの略)
カレントディレクトリとは、今いる場所のことです。
iMac27:~ ユーザー名pwd
「pwd」と入力し、「return」キーをおしてみてください。
「/Users/ユーザ名」と表示されるはずです。
ls
カレントディレクトリにあるファイルを表示するコマンドです。
「ls」と入力し、「return」キーを押してみてください。
「/Users/ユーザ名」フォルダで実行したので、この中のファイル、ファイルが表示されました。
Finderで見えている情報と同じです。
ディレクトリの移動
「ディレクトリ」と「フォルダ」は同じ意味として捉えてください。
cd
カレントディレクトリに移動
cd フォルダ名
カレントディレクトリにあるファイルに移動する。(change directoryの略)
例)cd hoge.html
(testテストというファイルに移動する)
cd ..
一つ上の階層ディレクトリに移動するコマンドです。
cd –
一つ前にいたディレクトリに移動するコマンドです。
ディレクトリの作成
mkdir
ディレクトリを作るコマンドです。(mkdirは「make directory」の略です。)
例)mkdir hoge
(hoge というファイルを作成)
ディレクトリ・ファイルの操作
mv
ファイルを移動し、ファイル名の変更。
例)mv hoge.html hoge2.html
(hoge.htmlというファイルをtest2.htmlに名前を変更する)
ディレクトリ・ファイルのコピー
cp
ファイルのコピー
cp コピー元 コピー先
例:「hoge1.html)というファイルを「hoge2.html」という名前でコピー
cp hoge1.html hoge2.html
ディレクトリのコピー
cp -r コピー元のディレクトリ コピー先のディレクトリ
例:「hoge1というディレクトリを「hoge2」という名前でコピー
cp hoge1/ hoge2/
ディレクトリ・ファイルの削除
trash
trash
rm(removeの略)
ファイル削除
例 )hoge.htmlを削除
rm hoge.html
ディレクトリ削除
例) testというディレクトリを削除
rm -r test
コマンドの履歴
history コマンドの履歴
!!
一つ前のコマンドを実行する
!!
chmod
ファイルのパーミッション(所有権)を変更します。
ファイルの検索で使うコマンド
find
ファイルを検索するコマンドです。
入力例:
find (ディレクトリ名) find (ディレクトリ名) -name (文字列)
grep
指定パターンの文字列を検索するコマンドです。
入力例:
grep (検索文字列) (ファイル名)
リモートサーバーへの接続
ssh
リモートサーバーにSSHでログインし、リモート上でコマンドを実行できるコマンドです。
入力例:
ssh[ユーザー名]@[ホスト名]
ネットワーク越しにリモートのマシンにログインします。IPアドレスやユーザー名を指定してコマンドを実行できます。
「-p」オプションでポート番号を指定することも可能です。
ssh -p 56789 username@hostname
プロセス関連のコマンド
ps
実行中のプロセス一覧を表示するコマンドです。
入力例:
ps ps a
「ps a」では全ユーザのプロセスの状態を一覧で表示します。また「ps aux」とすると、実行中のすべてのプロセスをCPU使用率などの詳細な情報つきで表示します。
kill
プロセスを終了、あるいはシグナルを送信するコマンドです。
入力例:
kill (プロセスID)
終了させるプロセスのプロセスID(PID)を指定します。PIDは前項の「ps」コマンドで調べましょう。
exit
コマンドライン操作を終了するときに「exit」します。
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