テキストエディタVimの使い方を初心者向けに解説します。
目次
Vimとは?
Vimとはターミナルからコマンドで操作できる高機能なテキストエディタです。
Vimを使ってみよう
今回はVimを使って、「test.html」というHTMLファイルをつくり保存して閉じるという操作を行ってみます。
ターミナルかiTerm2を起動
まず、ターミナルかiTerm2を起動します。
(アプリケーション➔ユーティリティ)
起動したら、以下のコマンドしてみましょう。
$ vim test.html
↓すると、テキストエディター「vim」が起動します。
Vimの「ノーマルモード」と「インサートモード」
Vimには「モード」という概念があります。
vim初心者は、
- 「ノーマルモード」
- 「インサートモード」
の2つを覚えてください。
Vimを起動したときは「ノーマルモード」です。このままでは入力することができません。
ノーマルモードからインサートモードに切替編集
↓ファイルの内容を編集するときには、キーボードの「i」キーを押し(ノーマルモード➔インサートモード)へ切り替えます。
インサートモードに切り替わると、画面左下の表記が「INSERT」ヘ変わります。この状態になれば、編集ができます。
↓「INSERT」に切り替わったことが確認できたら、記入してみましょう。
サンプルなので内容は何でもかまいません。例として「<h1>test</h1>」と入力してみました。
↓ファイルへの入力が完了したら、キーボードの「esc」キーか、「Control+C」押します。
すると、画面左下の「INSERT」の文字が消えます。
これは、インサートモードからノーマルモードへ切り替わったことを意味します。
↓入力が終わったら、内容を保存してvimを閉じてみましょう。
まず、キーボードで「:wq」と入力します。
すると、画面に左下に入力内容が反映されていることが確認できます。
↓「enter」キーを押すと、vimが終了し、元のターミナルの画面に戻ります。
「:wq」は、ファイルそのものへの記入ではなく「ファイルの内容を保存し、vimを終了」させるためのコマンドです。
Vimを使って、「test.html」というHTMLファイルをつくり、保存して閉じるという操作をしてみました。
最後に
初心者にとって、vimがとっつきづらいのは「モード」という概念です。
操作の起点となるのは、「ノーマルモード」です。vimで操作していてモードの状態が分からなくなったら、「Control+C」に戻ることを覚えておきましょう。