PythonのフレームワークFlaskで 「Hello World!」を表示する方法

Pythonのフレームワーク「Flask」を使って、「Hello World!」と表示させる簡単なプログラムを書いてみます。
今回はエディタはAtomを使います。(参考:テキストエディタAtomのインストール方法)

ブラウザから「http___127_0_0_1_5000_」にアクセス

Flaskとは?

Flaskとは、PythonのWebフレームワークの一つです。

仮想環境を準備する

はじめに、Pythonの仮想環境を準備します。

iTerm2もしくは、ターミナルを起動します。

ターミナル起動

ターミナル起動

「mkdir」コマンドで「my_flask」というディレクリを作成します。

mkdir my_flask

作成したディレクリに「cd」コマンドで移動します。

cd my_flask

フォルダの中にPython仮想環境を作成します。

python -m venv env

以下のコマンドを実行し、Python仮想環境を有効化します。

source env/bin/activate
(env) [マシン名]:my_bottle [ユーザ名]$

先頭に「(env)」と表示されたら仮想環境が有効になっていることを表します。

FlaskでHello World!表示

フレームワークFlaskのインストール

仮想環境の中に、次のコマンドでFlaskをインストールします。

pip install --upgrade Flask

インストールのコマンドが実行されるので、処理待ちます。
以下のように「Successfully installed Flask-XXX・・・」と表示されればインストール完了です。

pip install --upgrade Flask
 Collecting Flask
 Downloading Flask-0.12.2-py2.py3-none-any.whl (83kB)
 100% |████████████████████████████████| 92kB 2.6MB/s
 Collecting click>=2.0 (from Flask)
 Downloading click-6.7-py2.py3-none-any.whl (71kB)
 100% |████████████████████████████████| 71kB 3.5MB/s
 Collecting Jinja2>=2.4 (from Flask)
 Downloading Jinja2-2.9.6-py2.py3-none-any.whl (340kB)
 100% |████████████████████████████████| 348kB 3.2MB/s
 Collecting itsdangerous>=0.21 (from Flask)
 Downloading itsdangerous-0.24.tar.gz (46kB)
 100% |████████████████████████████████| 51kB 2.3MB/s
 Collecting Werkzeug>=0.7 (from Flask)
 Downloading Werkzeug-0.12.2-py2.py3-none-any.whl (312kB)
 100% |████████████████████████████████| 317kB 2.8MB/s
 Collecting MarkupSafe>=0.23 (from Jinja2>=2.4->Flask)
 Downloading MarkupSafe-1.0.tar.gz
 Installing collected packages: click, MarkupSafe, Jinja2, itsdangerous, Werkzeug, Flask
 Running setup.py install for MarkupSafe ... done
 Running setup.py install for itsdangerous ... done
Successfully installed Flask-0.12.2 Jinja2-2.9.6 MarkupSafe-1.0 Werkzeug-0.12.2 click-6.7 itsdangerous-0.24
パッケージ管理ツールとは、ライブラリやフレームワーク、ツールを簡単にインストール・アインストールするためのツールです。パッケージ管理ツール「pip」はPython3をインストールすると同梱されています。

Pythonプログラムファイルを作成

仮想環境の準備ができたら、Pythonをプログラムを作成していきます。

新規ファイル作成

Atomエディタを起動し、上部のメニューから「ファイル」→「新規ファイル」を選択します。
(Macショートカットキー 「command(⌘) + N」)

python-bottle-hello-world-1

「ファイル」→「新規ファイル」

プログラム作成

ファイルに以下のプログラムを記入します。

Pythonファイルを作成します。


from flask import flask
app = Flask(__name__)
 
@app.route("/")
def hello():
    return "Hello World!"
 
if __name__ == "__main__":
    app.run()

Pythonプログラムファイルの保存

作成したPythonのプログラムファイルを保存します。

保存するには、Atomの上部メニューから「ファイル」→「保存」を選択します。
(Macショートカットキー 「command(⌘) + S」)

python-bottle-hello-world-3

Pythonプログラムの保存1

「名前」にファイル名を指定し、「保存」をクリックします。
今回は、ファイル名は「hello-flask.py 」としました。
名前は好きにつけてかまいませんが、拡張子はPythonのファイルであることを示す「.py」にします。

保存先は、一番はじめに作成した「my_flask」ディレクリを指定します。

Pythonプログラムファイル実行

それでは、flaskを使ったPythonプログラムファイルを実行してみましょう。

開発用サーバーの起動

ターミナルで「python hello-flask.py」を実行し、開発用サーバーを起動します。
「* Running on 〜」と表示されたら、開発用サーバーが起動したことということです。

python hello-flask.py
 * Running on http://127.0.0.1:5000/ (Press CTRL+C to quit)

ブラウザからアクセス

ブラウザから「http://127.0.0.1:5000/」にアクセスします。

「Hello World!」と表示されれば成功です!

ブラウザから「http___127_0_0_1_5000_」にアクセス

ブラウザから「http___127_0_0_1_5000_」にアクセス

開発用サーバーの終了方法

開発用サーバーを終了させるには、「control + C」もしくは、「quit」と入力します。

最後に

PythonのフレームワークFlaskを使って、「Hello World!」と表示させる簡単なプログラムの作成方法を解説しました。