Pythonのバージョンは大きくわけて、2系と3系があり記述方法が違います。
今回は、Python3系でプログラミングの第一歩”Hello World!”と表示させる方法について解説します。
目次
対象者
本記事はPythonを始めて使うという初心者向けの入門記事です。
- Pythonを始めて使う方
- Mac OS を使っている方
環境
流れ
- Python3を導入する。
- テキストエディタvimでコードを書く
- 書いたコードを保存する
- ターミナルで実行する
Pythonで”hello World”を表示してみよう!
ターミナルの起動方法
パソコンを文字列で操作するためのソフト、「ターミナル」を使います。
Macの中には、最初からターミナルがインストールされています。
ターミナルは以下のフォルダにありますので、ダブルクリックで起動させてください。
Finder > アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル
ターミナルが起動しました。
Macにインストール済のpythonのバージョンを確認
Macにはあらかじめ2系のpythonが導入されています。まず、インストールされているpythonのバージョンを確認をしてみましょう。
「python -v」というコマンドを使います。ターミナルの画面に「python -V」と入力し、キーボードの「return」キーを押してください。
※コピー&ペーストする場合、「$ 」部分は除外してください。
すると次のように表示されるはずです。
python -V
Python 2.7.10
「python 2.7.10」がインストールされていることが確認できました。今回は3系を使うので、インストールが必要です。
MacにPython3をインストール
MacにPython3を導入する詳しい手順は「MacにPython3をインストールする方法」を確認してください。
Python3インストール後、バージョン確認コマンド「python -V」で3系が確認できればOKです。
$ python -V
Python 3.6.1
hello.pyを作成
それではここから「hello World」を表示させるためのプログラムファイルを書いていきます。
テキストエディタ「vim」をつかって「hello.py」を作成します。
ファイル名の「hello」の部分はなんでもかまいませんが、拡張子は「.py」とします。
次のコマンドを実行し、キーボードの「enter」キーを押してください。
$ vim hello.py
すると、ターミナル上のテキストエディタ「vim」が起動します。
「vim」には、「ノーマルモード」と「インサートモード」という2通りのモードがあります。
vimが起動した状態ときは、「ノーマルモード」です。
キーボードの「i」キーを押すと、ノーマルモードからインサートモードへ切り替わります。
インサートモードに切り替わると、画面左下が「INSERT」に変わります。
この状態になったら、入力できます。
今回は3系ですので、以下のように記入しましょう。
「print」は出力のための命令文です。printの後ろの「(“」と「”)」で囲まれた文字列が出力(表示)されます。
print("HelloWorld")
print('HelloWorld')
ちにみに、2系の場合は以下の記入方法になります。
print "Hello world!"
記入できたら、キーボードの「control+C」もしくは、「esc」キーを押します。
すると、vimがインサートモード➔ノーマルへ切り替わります。
キーボードで「:wq」と入力します。
記入した内容を保存して「vim」を終了するためのコマンドです。
すると、テキストエディタ「vim」が閉じられ、元のターミナルの画面に戻ります。
Pythonの実行
それでは、作成したプログラム「hello.py」を実行してみましょう。
「Python」のあとに、ファイル名「hello.py」で実行できます。
$ python hello.py
「hello World!」と表示できればOKです。
最後に
MacでPython3系で、”hello World!”と表示させる方法を初心者向けに解説しました。