Macに用意した仮想環境上で、プログラミング言語Rubyを使って、”hello World”と表示させる簡単なプログラムを書いてみましょう。
用意した仮想環境はLinuxのディストリビューションのひとつ、CentOSです。
目次
前提
MacにVagrant(ベイグラント)とVirtualBox(バーチャルボックス)仮想マシン上が用意できていることを前提とします。
仮想環境構築の詳しい方法は「Vagrant(ベイグラント)とVirtualBox(バーチャルボックス)でMacローカル開発環境を構築する方法」
を確認してください。
環境
仮想環境のOS:CentOS release 6.6 (Final)
ローカルのOS:Mac OS 10.12.6
Rubyで”hello World”を表示させる流れ
大まかには以下の流れで実行します。
- 仮想マシンの準備
- 仮想マシンの起動、ログイン
- プログラムを記述するファイルを作成
- 作成したプログラムを実行
Rubyを使ってみよう!”hello World”を表示してみよう!
それでは、手順をみていきましょう。
仮想マシンの起動、ログイン
ターミナルを起動し、仮想マシンを管理しているディレクトリに移動します。
※ディレクトリは環境によって違います。以下は、ホームディレクトリの下、「vagrat/centos6.6」というディレクトリを作成している例です。
cd vagrat/centos6.6
「vagrant up」コマンドで仮想マシンを起動させます。
vagrant up
「vagratn ssh」コマンドで仮想マシンにログインします。
vagratn ssh
以下の表示に変わったら仮想マシンにログインできています。
[vagrant@localhost ruby_test]$
「ruby -v」のバージョン確認
「ruby -v」コマンドでrubyのバージョンを確認してみましょう。
[vagrant@localhost ruby_test]ruby -v
ruby 1.8.7 (2013-06-27 patchlevel 374) [x86_64-linux]
実行すると、rubyのバージョン情報が返ってきます。
「ruby 1.8.7」がインストールされていることが確認できました。
バージョンは古いのですが、今回は、”hello World”と表示させる簡単なプログラムを出力するだけなので、このまま進めます。
hello.rbを作成
次にプログラムを記述するファイルを作成します。
テキストエディタ「vim」を作って、hello.rbを作成します。
「vim」とは、ターミナル上で使えるテキストエディタです。
以下のコマンドを実行します。
「vim」の後にファイル名「hello.rb」を記入します。
末尾の「.rb」はRubyファイルであることを表す拡張子です。
vim hello.rb
コマンドを実行すると、テキストエディタ「vim」が起動します。
「vim」が起動した状態はノーマルモードです。
キーボードの「i」キーを押して、ノーマルモードからインサートモードへ切り替えます。
vimで入力するときは、「インサートモード」になっている必要があるためです。
入力できる状態になるので、以下を記入します。
print "hello World!"
記入できたら、キーボードの「control+c」を押して、インサートモード➔ノーマルモードへ切り替えます。
ノーマルモードに切り替わったら、キーボードの「:wq」を押して、保存して終了します。
すると、「vim」が閉じられ、ターミナルの画面に戻ります。
rubyの実行
それでは、作成したプログラム「hello.rb」を実行してみましょう。
実行の仕方は「ruby」のあとに、ファイル名「hello.rb」で実行できます。
ruby hello.rb
ruby hello.rb
hello World!
「hello World!」と表示できました!
最後に
いかがだったでしょうか?
Macに用意した仮想環境上で、Rubyを使って、”hello World”と表示させる簡単なプログラムについて解説しました。
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