Macに Ruby on Rails開発環境を構築する方法を説明します。
目次
ターミナル起動
ターミナルを起動します。
パッケージ管理ツールHomebrewのインストール
まず、Homebrewをインストールしておきます。
Homebrewとは、Mac上でソフトウェアのインストールやアンインストールを管理してくれるツールです。
以下のコマンドを実行します。
$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
参考:MacにパッケージマネージャーHomebrewをインストールする方法【初心者向け】
Homebrewがきちんとインストールできたか確認するためにバージョンチェックのコマンドを実行します。
ターミナルに「brew -v」と入力し「Enter」キーを押します。
brew -v
以下のようにバージョン情報が表示されれば、Homebrewは正常にインストールできています。
brew -v
Homebrew 1.3.0
Homebrew/homebrew-core (git revision 83c2; last commit 2017-08-03)
「rbenv」と「rubybuild」のインストール
次に「rbenv」と「rubybuild」をインストールします。
「rbenv」とは、Rubyのバージョンを管理してくれるツールです。rbenv導入することで、Rubyのバージョン切替が簡単にできます。
「rbenv」では、ローカルディレクトリ毎に Ruby のバージョンを指定できます。
「rubybuild」は「rbenv」のプラグイン(拡張機能)です。て様々なバージョンのRubyをビルド・管理するために必要な機能です。
rubybuildインストール
brew install ruby-build
rbenvインストール
brew install rbenv
「rbenv」が初期化するため以下のコマンドに「.bash_profile」に書き込みます。
echo 'eval "$(rbenv init -)" ' >> ~/.bash_profile
以下のコマンドを実行します。
source .bash_profile
Rubyのインストール
インストールできるRubyのバージョン一覧を確認するために、以下のコマンドを実行してください。
rbenv install -l
すると、インストール可能なRubyがずらりと表示されます。
rbenv install -l
・
・
・
2.4.0
2.4.1
2.5.0-dev
本記事執筆時点で最新の安定版である「2.4.1」をインストールします。
「rbenv install」の後ろにスペースを空け、バージョンを指定しRubyをインストールします。
rbenv install 2.4.1
インストールされたら、標準で使うRubyのバージョンを指定します。
rbenv global 2.4.1
バージョンが切り替わったか確認します。
以下を実行して「2.1.3」と表示されればOKです。
ruby -v
ruby 2.4.1p111 (2017-03-22 revision 58053) [x86_64-darwin16]
「ruby 2.4.1」のインストールが確認できました。
Ruby on Railsのインストール
Ruby on Railsをインストールします。以下のコマンドを実行してください。
gem install rails
以下のコマンドを実行します。
rbenv rehash
Railsが正常にインストールできたか確認のため、「rails -v」コマンドでバージョンチェックします。
rails -v
Rails 5.1.3
「Rails 5.1.3」がインストールできていることが確認できました。
Ruby のバージョンがリストに表示されない場合は?
インストールしたいRuby のバージョンがリストに表示されない場合は 「ruby-build」 を更新します。
brew update
brew upgrade rbenv ruby-build
最後に
Macに Ruby on Rails開発環境を構築する方法を説明しました。
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