FTPソフト、FileZilla(ファイラジラ)でvagranの仮想環境に接続する設定方法を説明します。
目次
前提
今回は以下のWordpressの開発仮想環境を例に説明します。
virtualbox、vagrant、vvv(vagrantのBox)
MacにWordPressのローカル仮想開発環境をVirtualBox、Vagrant、VVVで構築する手順
FTPソフトとは?
FTPソフトとはサーバに接続してファイルをアップロード・ダウンロードしたりするためのソフトです。
Mac用で無料のFTPソフトとしては、Cyberduck(サイバーダック)やFileZilla(ファイラジラ)がよく使われています。
今回はFileZillaを使います。
FTPソフト、FileZillaをインストールする
FTPツールを使ってMacから仮想マシン内のファイルを参照できるようにしましょう。
「FTPソフトFileZilla(ファイラジラ)をMacインストールする方法と基本的な使い方【初心者向け】
仮想マシンの起動状態を確認する
「vagrant status」コマンド仮想マシンの起動状態を確認しておきましょう。
vagrant status
Current machine states:
default running (virtualbox)
「running」と表示されていれば仮想マシンは起動中なのでOKです。
接続する先の仮想マシンのIPアドレスを確認する
仮想マシンに接続するIPアドレスを確認するため、Vagrantfileをチェックします。
ターミナル(もしくは、iTerms2)を開き「cat」コマンドで Vagrantfileを確認します。
cat vagrant/centos7.0/Vagrantfile
次の部分を探します。
config.vm.network “private_network”, ip: “192.168.33.10”
行が多く目視で探すのは大変なので、「⌘+F」で検索機能を開き、「private_network」等で検索すれば早いです。
複数の仮想マシンを立ち上げている場合は、IPアドレスの振り分けを変更しているはずですので確認しましょう。
「192.168.33.10」が接続のためのIPアドレスです。
FTPソフト、FileZillaで仮想マシンに接続する
それでは、FileZillaで仮想マシンに接続してみましょう。
FileZillaの画面左上の接続ボタンをクリックします。
(Macショートカットキー:⌘+S)
「サイトマネージャー」画面が開いたら、以下のように接続先を指定します。
- ホスト:192.168.33.10
- ポート:22
- プロコトル:SFTP
- ユーザー名:vagrant
- パスワード:vagrant
入力後、「接続」をクリックします。
うまく接続できれば、リモート側に仮想マシンのディレクトリが表示されます。
「home/vagrant」ディレクトリにログインされます。
これで、FTPソフトから仮想環境にファイルを操作するすることができるようになりました。
最後に
FTPソフト、FileZilla(ファイラジラ)で仮想環境に接続する設定方法を解説しました。