Cloud9の使い方 Rubyで”Hello, World!”表示【初心者向け】

Cloud9 Ruby Hello World!

プログラミング初心者にとってつまづきやすい開発環境の構築。Cloud9(クラウド・ナイン)を使えば簡単に用意できます。

クラウド型の統合開発環境「Cloud9」を使って、Rubyで”Hello, World!”表示させる簡単なプログラムを作成する方法を初心者向けに説明します。

Cloud9(クラウドナイン)とは?

クラウド上にアプリケーションの開発環境を簡単構築

Cloud9(クラウドナイン)とはアプリケーションの開発やデータベースなどをクラウド環境で利用できるサービス。Cloud9を使えばば、Rubyの開発環境も簡単に構築できます。

Cloud9の概要について詳しくは、「3分で開発環境を構築! クラウドIDE Cloud9とは?」にて解説しています。

Cloud9を使うためには、事前にアカウント登録が必要です。手続き方法は、「クラウドIDE Cloud9のアカウント登録方法」から確認してください。

Cloud9の使い方 Rubyで”Hello, World!”表示【初心者向け】

Step 1
Cloud9にサインイン

Cloud9にアクセスし、画面右上の「SIGN IN」からサインインします。

Step 2
Workspaces(ワークスペース)の作成

Cloud9では、1つのプロジェクトを「ワークスペース」という単位で扱います。Workspaces(ワークスペース)とは、アプリケーション作成する作業場のことです。

▽「Create a new Workspaces(ワークススペースの作成)」をクリックします。

ワークスペース作成画面では以下のように入力します。

  • Workspace name:任意のワークスペース名をつけます。(例ruby-hello)
  • Description:ワークスペースの説明書きです。空欄のままで構いません。
  • Hosted workspace:「Public(共有)」を選択します。
  • Choose a template:「Ruby」を選びます。

入力、選択が完了したら、「Create workspace」ボタンをクリックします。

▽ワークスペースの作成が開始されるので待ちます。

▽ワークススペースが作成されました。たったこれだけで、Ruby の開発環境構築ができました。

Step 3
Cloud9でRubyのバージョン確認

Cloud9_ruby_--version

Cloud9にインストールされているRubyのバージョンを確認してみましょう。
ターミナルから以下のコマンドを実行します。

ruby --version
ruby 2.3.0p0 (2015-12-25 revision 53290) [x86_64-linux]

「ruby 2.3.0」がインストールされていることが確認できました。

Step 4
ファイル作成

Rubyのファイルを作って実際にプログラムを動かしてみましょう。

まず、ファイルを作成します。ファイルを作成する方法は2通りです。コマンドから作成する方法も覚えておくと便利です。

ファイル作成方法①(メニューから作成)

ファイル作成方法②(コンソールからコマンドで作成)

コンソールからコマンドでファイルを作成します。ファイル名の名前の部分はなんでもかまいません。ここでは、「hello.rb」
末尾の拡張子の部分は「.rb」とします。これは、Rubyのファイルであることは表します。

touch hello.rb

上記は、「touch」コマンドでファイル名「hello.py」を作成するという意味です。

▽ファイルが作成されました。

▽「hello.rb」をダブルクリックしてファイルを開きます。

▽「hello.rb」ファイルに以下ように書き込みます。

p “Hello world!”

▽入力が完了したら、「File」>「Save」メニューから保存します。

Step 5
Rubyで”Hello, World”と表示するプログラムの実行

それでは、作成したRubyプログラムを実行してみたいと思います。

▽コンソールから以下のコマンドを実行します。「ruby」の後に、ファイル名「hello.rb」を記入します。

ruby hello.rb

▽すると、「Hello world!」と表示されました!

まとめ

Cloud9を使って、Rubyで”Hello, World!”表示する流れをプログラミング初心者向けに説明しました。Cloud9を使うと、プログラミング初心者にとってつまづきやすい、開発環境構築をカンタンに行えます。

Cloud9を使って、Ruby以外の言語も「Hello, World」と表示させる方法について別の記事で解説しています。
ぜひチャレンジしてみましょう。

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