Cloud9でPython3、Djangoの開発環境を構築する方法

クラウド型の統合開発環境Cloud9でPython3のWebフレームワーク、Django(ジャンゴ)の開発環境を構築する方法を説明します。

Django(ジャンゴ)とは?

この中でもDjango(ジャンゴ)Pythonで使われるもっともポピュラーなフレームワークです。
Pythonでよく使われるフレームワークには以下があります。

  • Django(ジャンゴ)
  • Flask(フラスク)
  • Bottle(ボトル)
  • Pyramid(ピラミッド)

この中でも、Django(ジャンゴ)とは高機能なWebフレームワークで、プロの現場でも使われています。

Cloud9とは?

Cloud9は、WEB上にプログラミングを実行できる開発環境を用意できる、クラウド型のサービスです。
ブラウザ上で操作します。

Cloud9についてもっと詳しくは、「3分で開発環境を構築! クラウドIDE Cloud9とは?」に先に目を通してください。
Cloud9を使うには、事前にアカウント登録が必要です。
手続き方法は、「クラウドIDE Cloud9のアカウント登録方法」から確認してください。

Cloud9でDjango開発環境を構築する方法

Cloud9でDjango開発環境を構築する方法を説明します。

Cloud9にサインイン

Cloud9アクセスし、画面右上の「SIGN IN」からサインインします。

Workspaces(ワークスペース)作成

Cloud9の管理画面にログインできたら、次にWorkspaces(ワークスペース)を作成します。
↓「Create a new Workspaces」をクリックします。

ワークスペース作成画面が開いたら各項目の記入します。

  • Workspace name:任意のワークスペース名をつけます。(例python-django)
  • Description:ワークスペースの説明書きです。空欄のままで構いません。
  • Hosted workspace:「Public(共有)」を選択します。
  • Choose a template:「Django」を選びます。

入力、選択が完了したら、「Create workspace」ボタンをクリックします。

↓ワークスペースが作成されるの待ちます。少し時間がかかります。


↓ワークスペースが作成されました。

Python2系→3系に変更

Cloud9ではデフォルト(初期状態)のPythonバージョンは2系なのでPython3系に変更します。
↓Cloud9画面上のターミナルからバージョン確認コマンドを実行するとPythonのバージョンは「2.7.6」と確認できます。

python --version
python 2.7.6

↓「Cloud9」 >「Preferences」メニューを開きます。

↓「PROJECT SETTINGS」>「Python Support」を開き、Python Version: 「Python3」を選択します。

↓再度ターミナルからコマンドでバージョンを確認します。設定変更したにも関わらず、「2.7.6」のままです。

python --version
python 2.7.6

↓ターミナルから以下のコマンドを順番に実行します。

sudo mv /usr/bin/python /usr/bin/python2
sudo ln -s /usr/bin/python3 /usr/bin/python

↓再度バージョンを確認コマンドを実行しています。python3切り替わっていればOKです。

python --version
python 3.4.64

djangoの再インストール

このままではエラーとなってしまうため、パッケージ管理システム「pip」で「django」をインストールします。

sudo pip3 install django
Downloading/unpacking django
 Downloading Django-1.11.3-py2.py3-none-any.whl (6.9MB): 6.9MB downloaded
Requirement already satisfied (use --upgrade to upgrade): pytz in /usr/lib/python3/dist-packages (from django)
Installing collected packages: django
Successfully installed django
Cleaning up...

 

Run Project

↓「Run Project」をクリックします。


↓上部メニューの「Preview」>「Preview Running Application」をクリックします。

↓「It worked!」と表示されれば、正常に動作してていることが確認できます。

 

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