Cloud9を使い、PHPで「Hello, World!」と表示させる簡単なプログラムを動かす方法を説明します。
事前にCloud9の登録が必要です。手順は「クラウドIDE Cloud9のアカウント登録方法」を確認してください。
目次
cloud9とは?
Cloud9(クラウドナイン)とはアプリケーションの開発やデータベースなどをクラウド環境で利用できるサービスです。Cloud9を使えばば、簡単にプログラミングの開発環境構築ができます。
参考:簡単に開発環境を構築! クラウド型の開発環境 Cloud9とは?
Cloud9でPHPを動かす手順
Cloud9にサインイン
Cloud9にアクセスし、「SIGN IN」からサインインします。
「ワークスペース」の作成
「ワークスペース」を作成しましょう。
ワークスペースとは、プログラミングを実際に書いたり動かしたりする作業スペースのことです。
1.「Create a new workspace(新しいワークスペースを作成)」クリックします。
2.ワークスペースの作成に必要な欄を入力していきましょう。
・Workspace name → ワークスペースの名前を入れましょう
例)hello-php
・Publicを選択
・Blankを選択
入力が完了したら、「Create workspace(ワークスペース作成)」ボタンをクリックします。
「Create workspace」ボタンをクリックすると、ワークスペースの作成が開始されます。
少し時間がかかるので、作成されるまで待ちます。
phpファイルを作成
ワークスペースを作成したら、ソースコードを書くファイルを作成します。
phpファイルの作成方法は2通りです。
メニューからファイル作成
左のメニューバーの「ワークスペース名(今回の例ではhello-php)」を右クリックし、「New File」をクリックします。
「Untitled」という名前のファイル作成できました。
次に名前を変更します。「Untitled」ファイル上で「右クリック」➔「Rename(名前変更)」をクリックします。
ファイル名は任意の名前をつけます。拡張子は「.php」にします。
ここでは、「hello.php]としました。
コマンド操作でファイルを作成する方法
ワークスペースの画面の下には「コマンドライン」のスペースがあります。
ここから、コマンド操作でファイル作成することもできます。
以下は、「touch」コマンドで「hello.php」という名前のファイルを作成するコマンド「命令文」です。
touch hello.php
PHPのソースコードを書く
作成した、「hello.php」をダブルクリックしてファイルを開きます。
すろと、右側に新しいタブで「hello.php」が表示されます。
ファイルの中に以下のプログラムを書きます。これは、「Hello World」という文字列を表示するためのプログラムです。
<?php echo 'Hello World'; ?>
プログラムの入力が完了したら、ファイルを保存します。
上部メニューから「FIle」→「Save」を選択します。
(Windowsのショートカットキー:Shift + S、Macのショートカットキー:command + S)
書いたPHPコードを実行してみよう
それでは、PHPコードを実行してみよう。
プログラムを実行する方法は2通りです。
コマンドで実行する
Cloud9の画面の下にある「ターミナル」で直接コマンドを入力し、実行することができます。
コマンドは書き方は、「php」の後に半角スペースを入れ、実行したいファイル名を記述します。
php 実行したいファイル名
以下のように記述します。「php」の後に、ファイル名を指定します。
php hello.php
「タブ補完機能」を覚えてくるとコマンドの入力が便利になります。「php h」まで入力したところでキーボードの「TABキー」を押します。
すると、移行の文字列が候補として表示されます。
キーボードの「enter」キーを押すと、PHPプログラムが実行されます。
「hello , World」と表示されば成功です。
ブラウザでプレビューをする
次に、ブラウザでは、どう表示されるかを確認します。
Webサーバー「apache」を起動
Webサーバー「apache」を起動させます。
画面上部メニューにある「Run Project」をクリックします。
すると、Webサーバー「apache」が立ち上がります。
PHPの実行
上部メニューの「Preview(プレビュー)」→「Preview Running Application」をクリックします。
すると、書いたソースコードがウィンドウに表示されます。
この中から今回作成した、「hello.php」をクリックします。
すると、ブラウザでプレビュー表示されます。
「Hello World!」と表示できました!
ソースコードを修正したい場合は?
変更を加えた部分がブラウザ上でどう変わるか?プレビュー画面を確認しながら修正できます。
コードを修正後、ファイルを上書き保存します。(Macショートカットキー ⌘S)
その後、プレビューしている画面でリロード(更新ボタン)を押すと、修正内容が反映されます。
Macでのリロードのショートカットキー「Commondキー」+「R」
全画面で確認するには?
全画面で確認するには、プレビュー画面右上の四角いボタンをクリックします、
すると、全画面でウィンドウが起動します。「hello.php」をクリックします。
「Hello World!」と表示できました!
最後に
Cloud9を使い、PHPで「Hello, World!」と表示させる簡単なプログラムを動かす方法を説明しました。
Cloud9を使って、PHP以外の言語も「Hello, World」と表示させる方法について別の記事で解説しています。
ぜひチャレンジしてみましょう。
- Cloud9の使い方 Pythonで”Hello, World!”表示【初心者向け】
- Cloud9の使い方 PHPで「Hello, World!」を表示する方法【初心者向け】
- Cloud9の使い方 Rubyで”Hello, World!”表示【初心者向け】
- Cloud9でJava開発! “Hello, World!”を表示させる方法【初心者向け】
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