5分で開発環境を構築! クラウド型のIDE Cloud9の使い方【初心者向け】

クラウド型のIDE(統合開発環境)Cloud9の基本的な使い方を説明します。
今回は、HTMLファイルを作成し、ブラウザで表示させる簡単な操作を行います。

Cloud9とは?

Cloud9(クラウドナイン)とはアプリケーションの開発やデータベースなどをクラウド環境で利用できるサービスです。
プログラミング初心者が、最初につまづきやすいのは開発環境の構築です。Cloud9を使えば、簡単に開発環境の構築ができます。

海外のサービスのため、日本語には対応していません。GitHubやHerokuといった他のツールとの連携も可能です。

事前準備

Cloud9を使うためには、登録が必要です。
Cloud9の登録方法は「クラウドIDE Cloud9とは? アカウント登録方法」を確認してください。

Cloud9にサインイン

Cloud9にアクセスし、「SIGN IN」からサインインします。

Workspaces(ワークスペース)の作成

まず、Workspaces(ワークスペース)を作成が必要です。
ワークスペースとはアプリケーション開発を行う作業環境のことです。

「Create a new workspace」をクリックします。

ワークスペースの作成画面で各種項目を入力していきます。

  1. Workspace name:ワークスペースの名前を決めます。(管理しやすいよう好きな名前をつけてください。)
  2. Description:ワークスペースの簡単な説明です。(省略してもかまいません。)
  3. Private or Public:Private(プライベート) か「Public」を選びます。
    「Private(プライベート)」 とは公開設定です。
    「Public(パブリック)」を選ぶとと他のCloud9ユーザーにもコードが公開されます。
    ※無料利用場合Private(プライベート)は1アカウント1ワークスペースのみしか作成できません
  4. Clone from Git or Mercurial URL:Gitからコードを持ってくるときはここにURLを貼り付けます。
  5. Choose a templete:作成するアプリケーションに合わせて、テンプレートを選択します。ここでは「Custom」を選択します。

Choose a templeteでは、今回はまっさらな状態から作成するので、「Blank」から作成します。
入力が完了したら、「Create workspace(ワークススペースの作成)」をクリックします。

作成が開始されるの待ちます。

ワークスペース作成が開始されます。少し時間がかかるため、待ちます。

Cloud9の開発画面の見方

ワークスペースを作成されると、以下の画面が表示されます。
まずは基本的な画面の配置や操作を覚えましょう。
画面は大きくわけて3つに分かれてします。

  • ファイルの操作
  • ファイルの内容
  • コマンドライン

ファイルの操作ではファイルの作成や削除を行います。
ファイルの内容では選択したファイルの中身が表示されます。
コマンドラインでは文字列で様々な操作ができます。Macのターミナルと同様です。

Cloud9のファイル、フォルダの作成・追加・削除

ファイル、フォルダの作成・追加・削除の方法を説明します。

ファイル作成

Cloud9上でファイルを作成するには、左のメニュー内で、右クリックし、「New File」をクリックします。

ファイルの追加

Cloud9にファイルを追加するには次の方法があります。

ドラッグ&ドロップ

デスクトップ等にあるファイルをドラッグ&ドロップでCloud9のもっていくと、追加できます。

ファイルメニューから追加

ファイルメニューからの追加も可能です。
上部のFileメニューの「Up local  Files」からローカルパソコン上のファイルを選択します。

ファイルを開く

左側のメニューから、開きたいファイルをダブルクリックすると、右側にファイルの内容が表示されます。

保存

作成したファイルを保存するには、FIle➔Saveをクリックします。
(Macショートカットキー:⌘S)

ブラウザに割り当ているショートカットキーと被ってしますことがあるため、必要に応じてブラウザのショートカットキーを変更してください。

ファイル・フォルダの削除

ファイル・フォルダを削除するには、対象のファイル・フォルダ上で右クリックし、表示されるメニューの中から「Delete」をクリックします。

確認画面が表示されますので、「Yes」をクリックするとファイル・フォルダは削除が完了します。

HTMLファイルを作成

例として、HTMLファイルを作成してみましょう。
index.htmlファイルを作成し、サーバーを立ち上げブラウザでの動作確認まで行ってみます。

右クリックし、「New File 」をクリックします。

ファイル名は「index.html」とします。

作成したファイルをダブルクリックし、右側に開きます。

「index.html」ファイルの中身を入力します。
なんでもかまいませんが、例として以下のように記述します。

<h1>titile</h1>

「File➔Save」メニューからファイルを保存します。

プレビュー

プレビューでは、ブラウザでの見え方をリアルタイムで確認できます。
「Preview」➔「Live Preview File(index.html)」をクリックします。

WEBサーバーの立ち上げ

次にWEBサーバーを立ち上げ、ブラウザでの表示を確認します。
「Run」をクリックすると、WEBサーバーApache(アパッチ)が起動します。

画面下のコマンドラインでもApacheが起動しているのが確認できます。

コマンドライン内に表示されているURLをクリックし、Openをクリックします。

以下の画面が表示されたら、「Open the App」をクリックします。

さきほど、「index.html」ファイルに記入した内容がブラウザから確認できました!

まとめ

Cloud9の最も基本的な操作、ファイル操作や保存、実行方法の使い方を説明しました。

これができたら、次はプログラミング初心者お約束の「Hello, World」を表示にチェレンジしてみましょう。
プログラミング言語は、Python、PHP、Rubyでの方法について紹介しています。

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