WordPressの表示を高速化する LiteSpeed Cacheの導入方法を解説します。
目次
WEBサーバーLiteSpeedとは?
「LiteSpeed Cache」の説明に入る前に、「LiteSpeed」について解説します。
「LiteSpeed」とは、WEBサーバーの一つです。WEBサーバーは、Apache、Nginx、Microsoft IIS、の3つが大きなシェアを占めています。この3つに続き、「第4のWEBサーバー」と言われているのが「LiteSpeed」です。
WordPressプラグイン LiteSpeed Cacheとは?
「LiteSpeed Cache」とは、「LiteSpeed社」が公開しているLiteSpeed Webサーバーで利用できるキャッシュ機能です。
LSCacheと呼ばれるLiteSpeed独自のキャッシュ機構を使うことができるプラグイン(拡張機能)です。
LiteSpeed Cacheを導入することでWordPressサイトの表示を高速化することができます。
LiteSpeed Cache導入の条件
WordPressプラグイン「 LiteSpeed Cache」を導入するためには、WEBサーバーが「LiteSpeed」であることが前提となります。
LiteSpeedを採用しているレンタルサーバーはまだまだ少ないのですが、mixhostでは採用しています。
mixhostの登録方法は「レンタルサーバーMixHostに登録する方法」に詳しく解説しています。30日の無料体験利用もできます。
LiteSpeed Cache導入前の準備
LiteSpeed Cacheを導入する前の準備が必要です。
WordPressでキャッシュ系のプラグイン(WP Super Cache、W3 Total Cache、WP Fastest Cache等)をインストールしている場合は、削除します。
WordPressプラグインを削除するには、以下の手順で行います。
WordPressの管理画面左メニューからプラグイン➔インストール済プラグイン➔「削除」をクリック
LiteSpeed Cacheのインストール&有効化
LiteSpeed Cacheのインストールします。
プラグイン➔新規追加➔「LiteSpeed Cache」と入力し、検索➔「今すぐインストール」をクリックします。
「有効化」をクリックします。
クリック後、画面上部に「プラグインを有効化しました。」表示されたら、インストールは完了です。
これで、LiteSpeed Cacheは有効になります。
LiteSpeed Cacheの設定
LiteSpeed Cacheのインストール&有効化が完了すると、管理画面のメニューに「LiteSpeed Cache」が追加されています。
LiteSpeed Cacheにカーソルを合わせ、その横に表示される「Settings」をクリックします。
すると、LiteSpeed Cacheの設定画面が表示されます。
LiteSpeed Cacheの設定項目
各項目を以下のように設定していきましょう。
最低限、「Enable LiteSpeed Cache」がEnable(有効)になっているのが確認できればOKです。
Enable LiteSpeed Cache
キャッシュのEnable(有効)/Disable(無効)を設定します。
Enableにチェックを入れるとキャッシュが有効になります。
Default Public Cache TTL
ページのキャッシュ時間を秒で設定します。
初期設定のままでかまいません。
最小値は30秒です。
Default Front Page TTL
ページのキャッシュ時間を秒で設定します。
初期設定のままでかまいません。
設定可能な最小値は30秒になります。
Default Feed TTL
Feedのキャッシュ時間を秒で設定します。
初期設定のままでかまいません。
30秒以下に設定した場合、Feedはキャッシュされません。
Enable Cache for Commenters
コメントのキャッシュのEnable(有効)/Disable(無効)の設定です。
初期設定のままでかまいません。
Enable Cache for Login Page
ログインページのキャッシュのEnable(有効)/Disable(無効)の設定です。
初期設定のままでかまいません。
チェックを外すとパフォーマンスが悪化する場合があります。
Cache favicon.ico
favicon.icoのキャッシュのEnable(有効)/Disable(無効)の設定です。
初期設定のままでかまいません。
Enable Cache for PHP Resources
PHPリソースのキャッシュのEnable(有効)/Disable(無効)を設定します。
初期設定のままでかまいません。
Enable Separate Mobile View
モバイル向けのキャッシュのEnable(有効)/Disable(無効)を設定します。
Webサイトがレスポンシブデザインでない場合は、チェックを入れる事を推奨します。
List of Mobile View User Agents
「Enable Separate Mobile View」を有効にしたときの、モバイルからのアクセスを識別する為のUser Agentの設定です。
初期設定のままでかまいません。
最後に
WordPressサイトの表示を高速化するためのプラグイン LiteSpeed Cacheの導入方法を解説しました。
その他のおすすめのWordPressプラグインは「WordPressインストール後にいれておきたい、おすすめプラグイン」を参考にしてください。
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